立派なクズの出来上がり

1年前に非常に疲れた日があった。。

その当時では感じた事のない疲れに見舞われ、何事にも全くやる気になれない倦怠感に襲われた。理由は、、、

「あ、そういえば会社に行ったからだ。」

そうなのだ!この疲れの根源を辿ると理由はこれにぶちあたる。この時は、約3ヵ月ぶりに出社した日だったのだ。出社の理由はなんてことはない。配属される新人との顔合わせだ。

コロナが蔓延し始めて初めての4月1日。新人の配属に際して人事もバタバタと対応に追われ、結果的に配属が延び延び、最終的に6月1日が配属日となったのだ。

いくらコロナといっても、社会人になってフィジカルに誰とも会わないというのも可哀そうだなぁということで会うことにしたのだ。まぁ、もう直接会うことはないから、まさしく「初めまして。さようなら」というのを人生でやってのけたとも言える。

ただ、会社に出てくるときの腰の重さは半端なかった。

もともと先行してガンガンテレワークを使っていたMASAKIだ。誰よりも、「仕事はほぼ完璧に家でもできる。寧ろ時間効率がむちゃくちゃ良い!」というメリットを体感していたわけだ。それがコロナでほぼ全員がテレワークになると、集団としての取り組みの効用により時間効率が乗数的に加速。更に、働かないおっさん達は日増しに浮き彫りになってくるという良い事づくめな環境。

「一体なんの目的で出社しないといけないのだろうか。」

こんな疑問が浮かんでくるのは自然な感想だ。

ただ、そんな気持ちで新人に会うのも申し訳ないわけで、他に明確な「納得感のある目的」をSet-upしないといけない。

MASAKIが行き着いたのは、

もちろん、横浜家系のこってりラーメンだ!

食べログの評価もよい大井町のお店を発見し、ランチ少し前の空いた時間帯を選んで入店。店員さんもお客さんへのケアから、きっちりマスクをしてコロナ対策。お客さん同士もカウンターなので正面で飛沫が飛び交う環境にはない。ドアや窓も全開で通気もよし。

三密になる環境か否かは、お店・顧客の双方の意識の持ち方でいくらでも回避の仕方があるのだと体感した。

何よりも、この久しぶりの家系ラーメンは本当にうまかった。もっちり太麺に、濃厚なダブルスープを合わせこみ、口当たりはさっぱりしつつガツンとした旨みが伝わってくる。

「至福のひと時だ」

達成感に浸ったせいで、危うくそのまま帰宅しそうになるところだった。

会社に到着すると、フロアに数名いたが基本は皆テレワークで不在。会議室を除いてみると、中央テーブルを囲み、ゆうに6名座れる部屋ではあるが「定員2名まで」となっていた。4名座れる部屋は「定員1名まで」となっており、すでに会議室の機能すら果たしていない有り様だった。

今日集まったMASAKIのチームは、フロアで一番広い会議室に突入。40~50名は入るだろうこの部屋でも「定員10名まで」となっていた。ここで新人向けのちょっとしたお話をしたり、今後の進め方などを話したのだが、

「やっぱりオンラインでよかったんじゃね?」

という言葉が20~30回くらい脳内を駆け巡ったものだ。

それというのも、ビルの換気はいつも通り非常に悪く、建物の中でも常時マスクをしてるというのが、本当に不快なのだ。無駄に疲れる通勤を行って、着いた先でも不快指数マックスのデスクで、いったいどんなアウトプットできるというのだろうか。

「もはや、会社としてのフィジカルな建物には何の価値もない」

こう体感し帰宅すると、どっと疲労感に苛まれた一日だったわけだ。「体感」は「確信」に変わり、最終的には「決意」に至るというのは本当だ。

以前に「いずれ世の中が正常化したとき、テレワークは週4回かなぁ」と言っていたが訂正しよう。

「全部テレワークだ!」

無駄に疲れたものの、今後のライフスタイルを反芻するいいきっかけになった、というのがちょうど1年前の出来事だ。今でもこの感覚は変わっていない。

「直接会うべき時は必然性がある。」「無思考にリアルがデフォルトである必要はない。」

セルフ・ブランディングの在り方

環境が変わる、働き方が変わる、そして人生が変わる。

こういう時期に至高の名著をお伝えしよう。

なんとも型通りのハウツー本のタイトルだが、この名著は切れ味が違う。

事前に何も準備せず、アイデアもないのに会議に積極的に参加してる風を装う、ライフハックのような本。

つまり、以前に書いた「働かないおっさん」たちの行動パターンを書き連ねた秀逸作なのだ。

こんな感じの内容が、ぎっしりと100事例載っている。

「働かないおっさん」の秘奥義がこれでもかと出てくる。

同時に、「あぁ、、こんな秘奥義を炸裂させられる環境はもう来ないんだな。」とアンニュイな気持ちにも浸れる。

いずれにせよ、みんなにも一読してもらいたい。

読み終わった後に、大きく息を吸って空を見上げてみよう。

「立派なクズ」の出来上がりだ!

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