【文系大学生の4年間】
1年「ウェーーイwwwwww」
2年「ウェーーイwwwwww」
3年「イッキ!イッキ!ウェーーイwwwwww」
4年「私は学生時代サークル活動やボランティアなどで協力し物事を進めることの重要さを知り御社では〜~」 Saki_chux
と底浅い変貌を遂げる若者も多いはずだ。
こういう上っ面だけ取り繕った自分を「進化した風」に見せる演出に走る日本の就活スタイルはやめた方がいい。
では、本当の意味で「人が変わること」とはどういうことなのだろうか。
戦略とイノベーションを分けたがるレガシー脳
よく言われる「〇〇戦略」という言葉。これと別物として扱われがちな「イノベーション」。
イノベーションと言うと、どこか崇高な香りがしそうというか、気高い雰囲気を感じてしまう人も多いだろう。ただ、ふだんから仕事に携わる中で特に感じていることだが、本当にこの2つの言葉には境目はないなということだ。
20年前は、普段やってること(ルーティン化されること、顧客や業界を見る視点・捉え方など)が割と固定的というか安定化してる前提で、「そんな中でも何か新しいことをやっていこう!」みたいな雰囲気だった。これが今は、「何か次の手を考えないとマジでやばいね。」という前提の上で、「普通に新しい打ち手を考えて実践していく流れ」になってきている。
なので、もはや「戦略を考えましょう」と「イノベーションを起こしましょう」は同義と捉えることができる。ただこの時、周りの人に対してより断絶的な視点で物事を考えてほしいのであれば、「イノベーション」を強めに言っておいた方がいいだろう。古い考えの人や過去のしきたりによるバイアスがかかる人は一定数存在する、つまり「戦略」=「イノベーション」とまで理解してもらえない人は間違いなく存在するわけなので、言葉のマジックを使って意識させたい方向に振った方が話が早いということだ。
それにしても、本当に世の中の変化は激しいなぁと痛感する。「技術変化スピード」を代表するバズワードを挙げてみても、AI、ブロックチェーン、IoT、3Dプリンター、VR/AR(仮想現実・拡張現実)、バイオインフォマティクス、量子コンピュータなどなど。なんとなく知っているようで、個々の本質や、それらが今後もたらすと言われてることは奥が深い。素人には深すぎる。。
こんな世の中では、俗にいう「持続可能な競争優位」なんて築けるわけもなく、その場その場で精いっぱいの息継ぎをしながら何とか大海原を泳ぎ切るくらいの感覚がマッチする。この「精いっぱいの息継ぎ」が「イノベーション」ということだな。
勝ちパターンが以前と異なるという事実。それでもなお、戦略とイノベーションを区分したがる習性がある人は、肌感覚でそれを理解してないことになるだろう。
また、イノベーションは「まだ誰も見たことがないもの」であるはずで過去実績で評価できるわけがない。つまり将来のポテンシャルをどう描くか、どうステイクホルダーに伝えるかがポイントになるが、イノベーション的であればあるほど、伝える側も聞く側もレベルを高めないと相互理解が深まらないというジレンマに陥るだろう。
いきなり「おれ、なんでもできるぜ!だから信用して♪」という輩に投資したいと思う人はいないはずだ。
昭和のビジネス制度を強いるのは老害
全てのことに言えると思うが、本当の意味で「未来志向に立つ」というのは案外難しいものだ。
外部環境をどう予測するか?といった話ではない。むしろそれ以前の内部の問題の方が大きいのでは?と感じるからだ。つまり、未来という外の世界を見てるようで、社内しか見てないといったシチュエーションは誰にでも起きうるし、それに対して本人は無自覚であることが多いという可能性だ。
「〇〇さんが喜ぶかな」
「こんなこと言ったら〇〇さんに怒られそうだな」
といった視点で物事を考えるのは大なり小なりサラリーマンの習性としてあるだろう。
未来志向で考えていると言いつつ、同時に頭をよぎる「〇〇さん」の顔はなかなか拭えないとなると、結果として未来志向に立ててない可能性が高いということだ。見えない未来よりも、顔の見える上司のリアリティが強すぎる可能性だ。
「まぁ、そういう昭和ロマンな世界観はもういいんじゃないか」
という時代に突入してるわけで、どうせなら好きなことを言って好きなことやるというライフスタイルを志向した方が気が楽だ。いきなりはできなくても、少しずつ気持ちの切り替えをすることで、昭和ロマン1本足打法から少しでも脱却していった方が長いサラリーマン生活の中で自立できる可能性が高い。
逆に、どうしても「〇〇さんの顔」が浮かんで忖度マンな自分が強く出続ける人は、常にだれかに気を使ってるストレス状態から抜け出せず、且つその状態でいること自体に慣れ切ってしまうことから自律的な変化をするのが困難になってくる。時間がたてばたつほど自律的な変化は起きにくくなるだろう。
策を練るときは「未来志向」で自由に、プレゼンのときは「〇〇さんに合わせる」という二本足打法の方が精神の安定もサラリーマンとしての安定も得られやすい気がする。
全て「イノベーション」=「何かを変えたか?」で考える
何でもかんでも変える必要はないが、少なくとも冒頭の「ウェーーイwwwwww」からの変わり身的な感じは底浅くてダサいが、何も変わらないのはもっとダサい。そういう時代だ。
ではどうやって変えるか?
自分へのおまじないとして、「イノベーションするぞ」と自分に言い聞かせて仕事してみると楽しいのかもしれない。なまじ崇高な雰囲気がする分、「自分の考え方ことはイノベーションに値するか?」と自問することでフィードバックが掛かりやすくなるだろう。
これは案外まじめな話で、今日自分のやった成果が「イノベーティブか否か」と自問すると、大概が「ほぼゼロ」なはず。「翌日は1つだけでもイノベーティブな取り組みをしてみよう」と思い就寝する。で、実際の翌日にやってみる。
こんな超素朴な自問フィードバックはとても有効だ。たったこの一言できちんとレビュー(反省)できるから。自部一人だけで反省できる人間は間違いなく成長する。他人を巻き込んだ反省をする人間は、ただ慰めてほしいだけだ。
「ウェーーイwwwwww」 からの一歩前進を心がける昼下がり。