アントニオ猪木、彼はすごい人だ。
タバスコを日本に持ち込んだのはアントニオ猪木だということを知ってる人はいるだろうか?
なぜあんなに北朝鮮に固執した活動をしてるか知ってる人はいるだろうか?
伝説の異種格闘技戦で、恥ずかしげもなく打撃回避のためにマットに仰向けになって敗北を回避した姿は、MASAKI自身も再放送でしか見たことがないが、あの惜しげもない辛辣なパフォーマンスには拍手を送りたい。
多くの逸話を持ってるアントニオ猪木だが、彼の名セリフである
「元気があれば何でもできる!1・2・3ダー!!」
は秀逸だ。
「元気があれば何でもできる?当たり前だろ!」
と鼻息を荒くする輩は多いかもしれない。だが、この「元気があれば」という前提条件は、社会人的にはことのほか難しいことだと思わないか。
世の中、あまりにも「元気がない人」が多すぎる。
ふと、会社の中や外を歩いているサラリーマンをに目を向けると、見るからに「元気のない人」が多すぎることに気づく。
「お前に何がわかるのか?」「通り過ぎる人がみんな元気丸出しなわけないじゃんwww」
といった声も聞こえてきそうだがそうではない。人間、体の根本から出ている「気」があるだろう。元気よくウォーキングを楽しんでる年配の人もいれば、いつも元気よく挨拶してくれるラーメン屋の店主もいる。そんな中、やはり元気のないサラリーマンは多すぎるなぁと気になってしまうのだ。
この「元気がない雰囲気」は周りに伝搬する。「疲れて何もできません」「何もしたくありません」という雰囲気が出てる感じだろうか。
これと直接的に関係があるかは置いといて、ある一定の割合で「周りからどう思われてるかを勝手に察知して、勝手に落ち込んでる人」というのも結構多いと思う。
中華風 → 中華じゃないんか!
イタリア風 → イタリアンじゃないんか!
「●●風」が板につきすぎて、「ほんとに●●なのでは?」と錯覚する感じだ。
MASAKIのおかんはチェーン店の「なんちゃって中華屋さん」に連れて行くだけで「この中華は本格的で美味しいね~」となる。こういう類だ。
こういう「●●風」やら「●●感」というのは意識しないと、その空気感に飲まれてしまうものだ。「空気感」がその人の印象だけではなく、そのまま続けていると、その人の人格にも直接影響しちゃうのではないか?と思えてしまう。
また、こういった「●●風」やら「●●感」はネガティブ事象にも働くこともあれば、ポジティブ事象にも働くこともあるだろう。決して、「空気感」そのものを否定するつもりは全くない。あくまで「自分にまとわりつく空気感」は自分で作り出してることが多く、且つ、それが自分の人格に影響を与える可能性があるのでは?と言いたい。
仕事した感
端的に言うと、働き方改革の原点は「仕事した感」を疑うことだと思う。
世の中は大変なことが多すぎて、ビジネスに直結しない「大変なこと」をやっつけるだけで仕事はやった気になる。ただ、成果に直結しないことは、本当の意味での手応えや承認欲求は得られないわけで、どこかモンモンとしてしまう。
確実に頑張ってるのに、確実に忙しいのに、どこかモンモンとしている状態だ。
日本人は特に気を付けたほうがいい。
苦しい満員電車に長時間乗って、ヘトヘトになって出社する。そのこと自体に疑うことなどしない。
同調圧力、集団化圧力、協調圧力が子供のころから染みつき、「罪の文化」ではなく「恥の文化」によるムラ意識が強い。この「満員電車の苦しい出社」からさえも、なんとなく「働いた感」を持ってるのでは?と感じてしまう。
会議に出て仕事した感
メールを見て仕事した感
上司に報告して仕事した感
部の送別会にでて送別した感
挙げればきりがない。それに全ての会議や物事が害悪と言いたいわけではない。
ただ言えることは、「その1つ1つに疑いを持ってるか?」という判断基準を持たないと空気感症候群に陥るということだ。
その料理が本物だろうがなんでも「本格的に美味しく感じてしまう」のと同じ状態だということだ。(まぁ、料理は美味しければ等しく満足感を得られるので問題ないが、ビジネスでは成果が必要という点で問題が出てくるという意味。)
好きを極める
意図しない「空気感」、これを打破するにはどうしたらよいか?
「好きを極める」
どこかで聞いたことのあるフレーズだろう。
結論から言うと、元気になるには「自分の好き勝手にやろう」と覚悟を決め、その延長に「好きを極める」気持ちになればいい。つまり、夢中になれるもの、自然と集中できるものだけ取り組めばいい。
「抵抗できないこと、仕方のないこと」ととらえるのではく、それ自体を疑い時には会社をサボり、時にはテレワークし時間を見つける。残った隙間に夢中になれることに取り組めば、自ずと充実した時間を過ごせる。
決して他人からの評価ではない自分の体感値であるから、心からの充足感を持てることだろう。決して中華風ではない本当の充実感を持てれば、人間は自然と元気になってくるものだ。元気になると、もっとパフォーマンスが出せるようになる。人間はそういうものだ。
ガラガラと音を立てて下り坂を落ちていくときは早い。でも、好循環を作るのも意外と早くできるものだ。
アントニオは奇跡だ。