おれの刀はすごいぜ

MASAKIは仕事上、言い切るタイプだ。割といつも言い切ってしまうタイプなので、力んで「言い切ります!」と言いたいわけではない。それに言い切ることがビジネス上いいことだけをもたらすわけではない。

「言い切り」には功罪が付きまとうという話をしたい。

「煮え切らない態度」の功罪

よく「あの人、なんだか煮え切らないわね」といったシチュエーションを見たことがあるだろう。女性に対して、意図的に煮え切らないシチュエーションを演出してる後輩のSHINJIは例外だが、一般論としては下記のような言葉が代表例だ。

  • 「慎重に判断すべき問題ですね」
  • 「検討すべきですね」
  • 「意見交換が必要だと思います」
  • 「模索していく必要があります」
  • 「あくまで可能性です」

みんなはこれらのコメントを見るとどう感じるだろうか。

「つまんねーこと言ってるなぁ。」

どんなに綺麗な日本語で取り繕おうとしても、行き着く先はこうならないだろうか。つまり、煮え切らない「慎重な意見」は、いくら正しかろうが、「あまり重視されない」という雰囲気を醸し出す。

質問者の視点では、質問で迫ったにも関わらずこういった反応が来ると、「どっちつかずの意見を言うだけだったら、誰でもできるんだよ。いったいどっちなんだ?」となるだろう。

「言い切り」の場合、相手からはすっきり判断しやすい立場をとってることになる。波長が合う場合は強く惹かれるし、逆に対立構造を生んで完全に嫌われることもあるだろう。つまり、「人は、意見を述べれば述べるほど、自分を好いてくれる人とそうでない人とに二極化してくことになる。まぁ、当たり前のことだ。

「言い切り」の重要性

Webニュースやマーケティング、SNSでの情報拡散、といった領域で見ても、「言い切り」は非常に重要な要素の一つだと思っている。

  • 「双方の言い分はよくわかる」
  • 「世の中を良くしていきましょう」
  • 「皆の言い分に耳を傾けましょう」

といった「何らかの指針」を設定しない意見は、誰の心も揺さぶらないので、ほとんど何も動かせない。何より「つまらない奴」で終しまいだ。

世の中、ある程度上に上がってる人たちは、その多くが「言い切りタイプ」で、必ず自分の持論を持っている。

「いや、あの〇〇社長は、若いときは腰ぎんちゃくだったけど。」といった話もあるだろうが、実は「総統に洗練された腰ぎんちゃく」だったのかもしれない。他の追随を許さない、相当高いレベルでの腰ぎんちゃくとしての能力を兼ね備えていたのかもしれない。

この場合は、「言い切りタイプ」ではなくとも、「他社と隔絶したスキル・能力があるタイプ」ということだ。周りで偉くなった人は、いったいどういった属性があるのか、という視点でじっくり観察してみるのも面白いだろう。

話は逸れたが、この「言い切り」に関しては、論理やら科学的な何か、みたいなものはあまり関係ない。関係ないとまで言うと語弊があるが、例えばビジネス上の課題は難しくなればなるほど正解が見えない。もしくはいくつも解があるように見えて、何から手を付ければいいのかわからないといったことが多い。

つまり大多数の人は「ロジカルに合理的な判断」などできないような宿題に向かうことになる。こういった状況では、その内容の「正しらしさ」よりも「着いていきたくなる何か」や「信頼できる何か」といった感覚で動くのではないだろうか?

「言い切り」の中身やその人物に「魅力」があるかないか。割とこの線で決まることが多い気がする。

企業の基本的な姿勢

企業はマーケットを広く取ればとるほど利益が大きくなるため、意図的に「善と悪」を判断しないことが多々ある。「炎上したら困るし…。」とマーケティング担当者が思い切った施策を打てないのは、そのためだ。つまり、「言い切り」と真逆の姿勢を志向してしまうのだ。

たとえ拒絶されたとしても、言い換えると「強い反応」が得られるということであり、「強烈なメッセージ性を有している」わけだ。何もFeedbackを得られない「スタンスを決めない投げかけ」よりも意味があると思う。

「無味無臭」よりも「臭いけど旨い」方が「存在してる=存在価値」と言えるだろう。繰り返し言うが、内容の善し悪しではない。あくまで「言い切る」か「モジモジするか」の違いを言っている。

「言い切った人たち」が世の中を動かす。「言い切り」は、かなり強い性質を持ってるので、自分の特性に合わせて使いこなせばいい。(出す場は自分で設定すればいい)

ただ、一番言いたいのは「練習しないと絶対に出せないよ。」ということ。

「おれは、刀を抜いたら凄いんだぞー!」

というのは一番ダサいのでやめよう。抜く練習をしないと一生できないから。

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