あつおの想い

今日は曇り予報だが、思いのほか天気がいいので外出してランチ。

近所にとても素敵なカフェがあり、緊急事態宣言前は独り飲みで愛用したり、テレワーク中にランチにきたりしていた。もともと席の間隔も広く、外はオープンテラスになってて大きなテーブルが4席ほどあったりする。

一人楽しくランチしていたのだが、カフェでのランチ時間帯は「おば様達の会合」と相場が決まっている。

このカフェも例にもれず、あちこちにマダムがチームを組んで、でかい笑い声と共にしょーもない話を轟かせている。個人的にはこの「声のトーンを調整できない昼間のマダム」が大嫌いだ。

たいがいのマダムは「私はほんとに上品で、ランチにはこんな素敵なお店にきちゃうタイプなのぉ」と思ってるかもしれないが、喋り方や内容には品性のかけらもなく、ただただ下品な集団に成り下がってる人もいたりする。「この離れた距離にも飛沫が飛んでくるのは?」とすら思わせる輩もいるくらいだ。

そんな中、隣のマダム達の話が非常に気になった。

「なぜ、そんなに幕末の話ばかりしてるのだろう?」

テニス帰りっぽい服装で登場した3人のマダムは、なぜか幕末の話に夢中なのだ。あまりにも熱がこもった議論をしてるので、来月辺りに革命でも起こすつもりなのかと心配になる。

このように、MASAKI自身、うがった見方で見ているマダムだが、中には予想もしない深みを醸し出すマダムもいるということだ。

一方で、世の中には「見た瞬間に判断できちゃうもの」もあったりする。

「ちょび髭を生やした、ただのハゲおやじじゃないか!」

バーコートの禿げ頭、ちょっと小さめのちょび髭、寸足らずの浴衣を着て、風呂上がりのせいか頬は赤らめる始末。

「完全に、おっさんという生き物をバカにしてるでしょ?」

この昭和の風味丸出しの「レトロなおやじ像」をそのまま引用し、これを熱海の顔にしようとする浅はかさ。勝手な想像だが、その辺の商工会議所のメンバー辺りが役所の人たちを焚きつけて生み出してしまったのだろうか。

「ゆるキャラを設定すれば、グッズ売上も倍増だ♪」

そんな浅はかな知恵が見え隠れするが、売りの1つは「グラスジョッキのストラップ」らしい。

「誰が買うの??」

更には、小学校の低学年を対象としたるとしか思えない文具グッズまで販売している。

「だから、、いったい誰が買うの??」

「でも熱海の商売人の商魂、さすがです。」

「でも、絶対に売れないよね。」

こういった勇気はMASAKIの人生にも役に立つかもしれない。ただし「ゆるキャラ」×「おっさん」=「熱海」の構図が、とにかくいただけない感じがするのは理解できるだろう。

イノベーション間違い

よくイノベーションで言われる「新結合」という言葉。イノベーションはゼロから生み出すのではなく、「既知の知と既知の知の新たな組み合わせ」にこそ神髄があるというもの。

一見、「あつお」もこの定義をクリアしてるようにも見える。

ただ、少なくとも個人的には見事に失敗しているようにしか見えない。この事実は「イノベーション」に対する示唆がある気がしてならない。(同時に無い気もしてならない)

まぁ、「推察」と書くほどたいしたことではない。

「この既知の知の組み合わせにより価値が生まれていない」

ということだ。

バーコートの禿げ頭、ちょっと小さめのちょび髭、寸足らずの浴衣を着て、風呂上がりのせいか頬は赤らめるおっさんには、少なくとも私には「価値」が見当たらない。

単純にそういうことなのだ。

単純に「ちょっと知ってることをやってみた」程度の組み合わせに過ぎないということなのだ。

「ちょっとおっさんのゆるキャラでも出せばさ~、知名度も上がるし儲かるんじゃん?」

まぁ、こんな感じの会話からこのネタが「本番化」されて世に出されたのかもしれない。そんな雰囲気も浮かび上がってくるようだ。あくまで想像の話だが。

「あつおに謝れ!」

最新情報をチェックしよう!